TOYOTETSU DNA 品質

  • 福来 健二さん
    品質保証部 室長
  • 中村 政則さん
    調達部 副部長

品質に近道無し

福来 健二さん

品質保証部 室長

私が入社した時期はトヨテツが初めて海外生産拠点での生産開始し、国内生産から海外生産へと大きく発展する時期でした。
生産部品点数も増加し、また、生産部品も大型化して行く中、品質保証部で生産準備段階での品質を造り込む業務に専念していました。毎日が失敗の繰り返しで取引先や製造現場に迷惑をかける事も多々ありました。
そんな中、先輩からは「現地現物で確認」「自分の目で確かめる」「不具合品を隅々まで確認する」といった指導を受け日々精進していました。
次に、製造部門に移動し品質向上活動を推進している際に、いくら対策しても不具合が無くならず半ば諦めかけていた時に、先輩方の指導を思い出し不具合品を徹底的に確認しました。
何百個もの製品を見ているうちに良品とのわずかな違いを発見し問題解決する事が出来ました。知らず知らずの内に頭だけで考え不具合対策をしていたのだと思います。
「品質に近道無し」と言われるように基本を忘れずに時間が掛かっても愚直に、地道に、徹底的に真因追求する事で必ず問題解決できると信じています。
私が諸先輩から教えて頂いた事を今度は私が後輩たちに伝え、また、更に進化させ、より良いトヨテツ品質を造り上げる為に尽力していきます。

目指すは「聞いたら何でも答えてくれる」人

中村 政則さん

調達部 副部長

長く品質関係の業務に携わっていますが、特に駈け出しの頃に上司や諸先輩方から手取り足取り教えて頂いたことや先輩方の立ち振る舞いを見て覚えたことは今でも私自身の仕事の進め方の柱になっているのは間違いありません。
品質保証や品質造り込みの仕事は、いろいろな製品の機能だけではなく、製造方法・加工方法とその特徴などそれぞれの専門分野の方々のような深い知識ではなくても良いので、浅く幅広い知識が必要だと教わりました。
その幅広い知識は書物で勉強することはもとより、「現地現物」「自分の目で確かめる」と言う日々口癖のように言われていたことを実践すればするほど、仕事に必要な知識も確実に広がり蓄積されている事を後から実感し、先輩方のスキルはそれに基づくものであり、教えられたことの意味の深さを感じたことを覚えています。
「聞いたら何でも答えてくれる」今もそんな先輩方を目指して仕事に取り組んでいます。
当社には、その上司・諸先輩を含めた先人が苦労した経験を元に築き上げてきた品質保証の仕組みがあります。私は海外拠点への支援や駐在を命ぜられその品質保証の仕組みを現地に根付かせるという経験をさせて頂きましたが、そこでも諸先輩から教わった仕事のやり方が大いに役立ったのは言うまでもありません。
それら品質保証のしくみは時代に合ったものに変えていくことが必要だと思いますが、一方では基本に忠実に守り続けていく部分が必ずあるはずです。それらを的確に見極めて諸先輩から教わったものを次世代に引き継いでいく事、また現在担当している仕入先にも根付かせて行く事が私の責務だと思っています。