センターボデーピラー｜豊田鉃工株式会社（トヨテツ）

センターボデーピラーとは

センターボデーピラーは、前後のドアの間に位置し、床から屋根までをつなぐ柱状の部品です。
車両側面から他車が衝突してきた際に乗員を守る重要な部品であるため、他のボデー部品に対し特に硬い（強度の高い）材料が使われています。
超ハイテンやホットスタンプ、構造用接着剤などの技術が用いられた当社の主力製品です。

センターボデーピラーの強み

衝突時に人を守るための設計

事故の際、車両の前後から衝突する場合にはエンジンルームやトランクルームが衝撃を吸収してくれますが、側面からの衝突時はわずかなスペースで衝撃を吸収し乗員を守る必要があります。前後のドアはヒンジ（蝶番）によって車両骨格とつながっているだけであるため、実際には衝撃の多くをセンターボデーピラーが受け持つことになります。
そのため、省スペースで最大限の衝撃を吸収できるよう衝突解析や実機試験を繰り返し、数種類の材料を組み合わせたり形状に工夫を凝らしながら設計を行います。

複雑な形状を造りだす技術

センターボデーピラーはただ頑丈であれば良いわけではありません。走行性能や燃費を良くする為には、できるだけ軽くする必要があります。
しかし、車両デザインや衝撃吸収性能を満足するために複雑な形状をしている為、単に硬い（強度の高い）材料を用いるとうまく形作ることができません。
その為当社では、ホットスタンプ（鋼板を約900℃へ加熱し柔らかくした状態でプレス加工し、その後冷却することで焼を入れ、製品の強度を高める技術）を用い生産しています。

センターボデーピラーに関わる技術

開発～設計～解析～試作～評価～量産まで自社で行えます。お客様のニーズに合った提案をしていけることが強みです。

技術情報

豊田鉃工グループの主要技術を紹介します。

製品情報

ボデー骨格部品を中心とした豊田鉃工グループの主要部品を紹介します。