TOYOTETSU FOREST

トヨテツの森

豊田鉃工本社のまわりには、東側に矢作川水域、西側に水田・丘陵地帯があります。
そこに住む昆虫などの生き物が移動し、他のエリアとの繋がりが持てるようにすることを目的の1つとしてビオトープや芝生広場から構成される森を作りました。

あいち生物多様性戦略2020

あいち生物多様性戦略2020

『いのちの共存』をテーマに生物多様性を進める

1.自然を持続可能な形で将来世代に伝える「生態系ネットワーク」の形成
2.「生態系ネットワーク」の形成を通じた生物多様性の主流化の実現
3.法や条例に基づく区域への指定による、重要な場所の保全
4.企業が保持する空き地などを活用したビオトープ(※1)の整備
5.生態系ネットワークのための森づくり(都市部における環境負荷の低減)

※1 生物の生息生育空間

トヨテツの森 コンセプト

1.既存樹木は残す(黒松・桜・ハナミズキ等)
2.生物耐用性保全活動としてビオトープを設ける
3.苗木を植樹し、自分たちの手で森をつくる
4.四季を通じ楽しめる花木を植樹する
5.来客者や従業員の為の安全通路を確保する
6.緊急時の避難場所として活用する

トヨテツの森 コンセプト

生態系ネットワーク

生態系ネットワーク

トヨテツの森は東側の矢作川周辺と西側の丘陵・田園地帯を結ぶ生態系ネットワークの一部を担っています。

生き物たちの豊かな個性と繋がり(生物多様性)を守っていくために、同じタイプ、異なるタイプの自然のネットワークを守っていきます。

<参考>
生態系ネットワークとは、生物多様性を守っていくために、同じタイプの自然や異なるタイプの自然がネットワークされていることです。
野生生物の多くは、ひとつのタイプの自然で一生を完結しているわけでなく、採食・休息・繁殖、あるいは一日、一年、一生を通じて複数の異なるタイプの自然を利用しています。
ある生物の集団が孤立すると遺伝的な多様性が失われてしまうため、他の集団との繁殖交流をするために、移動できる範囲に同じタイプの自然が複数存在していることが必要です。
ある生物の生息生育に適した自然がなくなってしまった場合でも、その生物が移動できる範囲に同じタイプの自然があれば、その地域から絶滅する危険を減らすことができます。

<参考>
ネットワークとは、連絡を保って網状になっている構成。
生物多様性とは、生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。地球上の生きものは40億年という長い歴史の中で、さまざまな環境に適応して進化し、3,000万種ともいわれる多様な生きものが生まれました。これらの生命は一つひとつに個性があり、全て直接に、間接的に支えあって生きています。

生き物調査

トヨテツの森に住む生き物を年3~4回調査しています。
2020年4月24日時点で

昆虫:166種
鳥類:21種
その他:10種

合計197種確認されています。

トヨテツの森完成後の1年で昆虫は80種見つかり、調査開始から4年後の2020年4月には166種まで増加しました。

生き物調査

トヨテツの森イベント

トヨテツの森イベント

トヨテツの従業員とそのご家族をトヨテツの森に招いてトヨテツの森の恵みを生かしたプログラムを実施。
また、トヨテツの森とそこで生きている生き物に実際に触れ、生き物とその周囲の環境について講師に解説してもらい、知識を深めるイベントを実施しています。

また、バードコール製作や栗きんとん作りなども行っています。

バードコール製作

バードコール製作

バードコール

バードコール

栗きんとん作り

栗きんとん作り

栗きんとん

栗きんとん