TECHNICAL INFO.

1180材プレス

1180材プレスとは

車体の軽量化を進めるにあたり、ボデー部品を構成する骨格の重量を減らすことは必須課題となっています。その為の手段として超ハイテン材と呼ばれる1180MPaの引っ張り強度を持った鋼板を用いています。
センターピラーの補強やドアの下を通すロッカー、座席の下で左右に走っているフロアクロス等、主に側面衝突、オフセット衝突などの安全面や車体のねじり、走行中の異音などの乗り心地に関する対策と言った重要な部品に用いられています。

1180材プレスとは

1180材プレスのメリット

1180材プレスのメリット

ボデーを構成する鋼板の強度を固くする事で板厚を薄くしても従来材と同様と剛性を得られます。また、従来と同じ板厚にする事で製品単体の強度が向上して補強材を廃止することで補強材分の重量減、製作コストカット、組み付け工数の削減などを期待することができます。必要に応じて重量はそのまま以前よりも剛性の高い車両を作ることも可能となり、車両性能の幅をより拡大することもできるようになりました。

当社の強み

材料が固いと言う事はそれだけ加工が難しいと言う事です。当社では開発段階からCAE解析と試作型を用いて解析と実測値の補正によって、高精度で成形可能な形状・工法開発を客先と日々進めております。それにより早い段階から実現可能な1180材プレス品の生産準備を進める事が出来ます。

当社の強み

1180材プレスが使用されている製品